想像力とは

 

 

 

妄想癖の友達がいる

 

 

「あの人がコンビニで売ってる品物の中で一番の好物は絶対一平ちゃん」

 

 

とか、

 

 

とにかく好き勝手にフィーリングで

 

他人に対して自分の妄想の世界をどこまでも拡げていって

 

聞いてるこっちは到底追いつけない

 

 

 

でも、

 

想像力を働かせることは素晴らしい

 

人間だけの特権だと思う

 

少なからず犬やネコやイルカやアリだって

 

コミュニケーションはとっている

 

 

しかし、妄想で世界のありとあらゆる場所から果ては宇宙まで彩る

言葉を連ね、イメージを膨らませることが出来るのは人間しかいないと思う。

人間だけが成せる特権であり、素晴らしい価値であると。

 

 

 

人と話している時だって、どうしてそんなところまで!?

ってくらいにディティールの具体性が及んでいる話が出てきたり

新しい視点への切り替えになる話だったり

あるテーマから知識を紐づけて新しい嘘を生んでみたり

 

想像力が成せる技だと感じる。

 

 

 

ところで想像力って何?

 

 

ある問題があったとして、

それに対する解決策をスパッと明確に述べることが出来る。

 

「アタマがいいね」

 

って言われるだろうけど、これも想像力が強く働いているから

出来ることなのだと思う。

 

ちょっと先の未来をイメージしてみる。

その問題に対して他の人よりも具体的にアタマの中でシミュレーション出来る。

 

実際にこういう操作を行えば、結果はこうなるだろう。

 

というアタマの中のイメージがそのまま答えになる。

 

 

「アタマがいい」

 

とは、単に頭の回転が速いとか

そういった意味合いに加えて、

 

自分が持ってる知識をいくつも掛け合わせて想像を拡げることが出来ることを

差しているのだと思う。

 

知識がないと始まらない。

他の人よりも具体的なイメージが出来ると言うことは、

他の人よりも何かに対しての知識量が多くて引き出しも多い。

故に、知識の掛け合わせが出来る。

 

想像力とは知識を掛け合わせる行為でもあると思う。

 

 

もちろん、そこには知識を自分の身をもって理解する力も

同時に必要となってくるのだろうけど。

(理解するにも、結局は想像力。物理を理解するにはイメージが不可欠。イメージこそ想像。)

 

 

だから、前もってこれをやっておこう

 

とか

 

明日はこれをやるから何時に起きよう

 

だとか、

 

自分の生活により具体性が出てくる。

そして、自分を動かす原動力になる。

 

 

もっとディティールにこだわってもいいじゃないか!

 

 

ゴールまでの具体的なイメージが出来れば勝ちだと思う。

あとはそれに対して、自分の情熱を傾けるだけ。

 

 

やることが明確に決まっている時ほど、

ワクワクして、楽しいことはない。

 

最近そう思う。

 

 

常に先回りして考える。

これも想像力。

次の次の次の一手まで予測する。

リスクについて考えてみる。

 

だいたい、ダメな時ほど生活が受け身になっていて

電車に乗った途端にスマホを手に取ってしまうのも、

完全に考える力を失った猿と化した様を表している。

どうぜ、Twitterとか見て、

誰かの想像力を鑑賞して、自分はそれを眺めているだけ。

読んでるだけ。想像した気になっているだけ。

 

想像はもっとカロリーを使うはず。

最近になって、ようやく、読書という想像力を養える行為の貴さを実感し始めている。

0から妄想を始めるのは至難の業。

かといって隅から隅まで映像化されたテレビや映画は

想像力が求められないのだ。わざわざ自分のアタマを使うことはないのだ。

 

しかし、読書は0と100の間にある。

0から自分だけの物語を妄想しろとは言わない。

その言葉をヒントに自分の脳内に映像を浮かばせるのが、読書であり、

想像力を養うための大切なツールである。

 

「あー、いまオレアタマ使ってねーなー」

 

って、乗った車両に空いてた席に座り、スマホを手に取るまでの自動化された行為を

客観視して始めて気付いた。

全然、面倒くさくない。簡単。

でも本を読むのは億劫だ。

そんな風に思うのは、想像力が失われている証拠。

 

読書は想像力をのばす、絶好のトレーニングでもある。

(もちろん、日本語の言い回しを勉強出来るのもあるが。。。)

 

 

読書は素晴らしいと思えてきた。

そして、あしたの予定を具体的にイメージすることも。

 

 

どこまで伸ばせる!? オレの想像!

 

 

その想像力が、きっとどこかで必要とされている!

また、いつか自分を救う!